コロンビア大学SIPA留学徒然日記

30代で会社員→起業とキャリアチェンジ。2020年秋からコロンビア大学国際公共政策大学院(SIPA)で国際関係論を勉強します。卒業後は国連で働くことを目標としてます。ニューヨークに住みながら、ネットを使って自分の会社の仕事をしつつ大学院出願準備をしてきました。出願までの準備やニューヨークでの暮らし、大学院の様子などについて書いています。

カテゴリ: TOEFL

久しぶりにTOEFLの記事です。

これまで5回に渡り、TOEFL受験時の状況をできる限りリアルに書いてきたが、
今回は趣向を変えて、結果と過程の分析をしてみようと思う。

そこから、これから受験する方に何かヒントになるようなことを残せれば良いなと思っています。


やっとのことで目標である100点を大幅に超えて、
105点を獲得したのは大学院の願書提出〆切も迫った12月のこと。

出願〆切から逆算し、安全のために12月には2回受験の申し込みをしておいた。

1回目でパスしたらお金がムダになるかもなんて考えはこの際二の次。

背水の陣だったのだ。


12月1回目の受験は12月7日。

崖っぷちの状況だったが、
テスト当日の心の状態は清々しいような、
いつもの「うわ~。4時間もテスト嫌だな」
「しんどいな」
という気持ちとは少し違っていた。

そう。

今回の試験は、今までとはあらゆる点でやり方を変えてみることにしたのだ。

これまでのやり方では100点は取れない。

だから、これまでの習慣とか、やり方に固執せず、

点数悪くなったらしょうがない!という気持ちで賭けに出てみたのだ。

ちょっと大げさ?
いやいや、本当にそんな気持ちだったのだ。

では、これまでと何を具体的に変えて、それが結果とどう因果関係がありそうか、
分析してみようと思う。


まず、今回の結果は下記の通り。
合計105点
R:28点(これまでの最高点比:―2点)
L:24点(-3点)
S:25(+1点)
W:28点(+4点)

こうしてみると、ライティングの貢献度がかなり大きい。

一方で、リスニングはかなりひどい・・・(-_-;)

点数だけを見るとこれでよく105点取れたなと思ってしまう。


では、これまでのテストと変えたことを挙げていこうと思う。


1.テスト2日前からの過ごし方

これまではテスト前日になってもまだ自分で立てた勉強計画を完了できていなくて、
前日まで追い込みをかけて勉強していた。

あと1日しか勉強できない!と焦って、
他の日よりもむしろ勉強量を増やしていた。

しかし、今回はテストの2日前から一切勉強をしないことにした。

しても良いのは英語の小説を読むこと。
英語のドラマを見ること。
単語の復習。

これだけ。

正直、結果が良かったから良いもの、点数が下がっていたら後悔していたと思う(笑)

でも、テスト2日前くらいから勉強に疲れていて、
朝起きて机に座ると、

「また今日も1日のノルマこなさなきゃいけないのか」

とうんざりしていた。

今日はリーディングとリスニングを実戦問題1回分とか、
タスクを決めていたのだが、
それが毎日のノルマになって、
次第に頭が疲れてきているのを感じていた。

参考者や問題を見た時に、やる気よりもうんざりを感じるときは赤信号。

脳が疲れているというサイン。

これはテストを5回受けて、
しかも前回こっぴどい結果を叩き出して学んだことだ。

脳が疲れている状態でテスト受けると、パフォーマンスを著しく低下させるということ。

だから、今回はあえて賭けに出た。

勉強を一切やめて、
脳の疲れをリセットする!

1日や2日勉強をサボると途端に感覚が鈍るのを感じていたから、
実際、どう転ぶか、ドキドキだった。

感覚が鈍って点数が下がったらどうしようという心配と、
いやいや、脳が疲れてパフォーマンスが下がる方が点数が下がるだろうという自己肯定。

まさに、賭けに出たのだw(゚o゚)w オオー!

その結果、テスト当日の朝は満足な睡眠は取れなかったにも関わらず
(試験前や試合前は大抵眠れなくなるタイプ(^^;))、

なんだか頭がすっきりして、

よっしゃー!
やるぞー!

という気持ちだった。

前回のテストのときに、「最後まで受験できる気がしない」という気分だったのとは大違いだ。

この状態のおかげで、テスト中も集中力をキープできていた。

結論:テスト前2日は脳を休めることに専念するべし!


2.何分前に会場に着くようにするか。

これまで、受付時間ギリギリに会場に着いていた。

日本で受験していたときは、ギリギリ到着だと最後か最後から2番目。

ニューヨークでは真ん中くらい。

しかし、今回は1番最初に受付することを狙って、
いつもより30分くらい早く会場入りした。

結果、2番目の受付だった。

なぜ方針を変えたのか。

それは、後になればなるほど、自分のリスニング時間中に周りがスピーキングを始め、
集中できなくなってしまっていたからだ。

リスニングの音声が途切れ、画面に映った設問の選択肢を読んでるとき、
周りの大音量のスピーキングの回答が聞こえて、
集中力をぶった切られる。

そのせいで全て回答できずに終わることも多々。

だから、今回は一切邪魔されないように1番最初に受付することを狙ったのだ。

最初に入室すると周りのマイクテストの音声(I live in NYとか)に邪魔されないか心配ではあった。

しかし、リーディング中は防音イヤーマフもしくはヘッドホンをつけてしまえばある程度音は気にならない。

しかも、そんなに長時間音声テストをしているわけではない。

これが大正解だった (´▽`)

誰のスピーキング音声に邪魔されることなくリスニングを完了することができたのだ!

じゃあなんでリスニングの点数低いんだよ!!というのは後述する。

今は自宅受験ができるらしいので関係はないかもしれないが、
会場で受験することになったら是非試していただきたい。

結論:1番に受付できるように早く会場入りする!


3.会場まで行く時間の使い方

これまでは電車に乗っている間や車を運転している間に何らかの英語音声を聞いて、
耳のウォーミングアップをしていた。

電車に乗っている間は単語確認したり、
New York Times読んだり。

しかし、それを一切やめて、
テンション上がる系の曲を聴いて、
メンタルのウォーミングアップをした。

別の記事でも書いた安室ちゃんやファンキーモンキーベイビーズの曲だ。

レース前のアスリートよろしく、
お気に入りの曲でテンションを上げるのだ。

電車の車内でも、ハリーポッターを読んでいた。

単語帳は見ない。

これのおかげで、いい感じにテンションが上がり、
よっしゃー!やるぞー!モードになった。

脳の疲れを貯めないという点からも良かったように思う。

結論:会場までの移動時間はメンタルのウォーミングアップに使う!(脳を疲れさせない)


4.各セクション開始前の説明の聞き方

リーディングやリスニング、全てのセクションの開始前(テストがスタートし、カウントダウンが始まる前)には毎度おなじみの説明が流れる。

これまではその時間を最大限に使い、
ときに説明が終わっても次のページへ進めるボタンを押さないなどして、集中や休憩に使っていた。

しかし、今回は説明を無視して次へボタンを押し、ずぐにテストを開始してみた。

理由はこうだ。

私はテスト中によく集中力が途切れ、第二の自分が頭のなかで話始める。

「隣の人の鼻をすする音がうるさい」

とか、

「よしよし、今のところ上手くやってるぞ」

といった具合だ。

この第二の自分が出てき始めると、集中力はそっちにごっそり持っていかれ、
リーディングの文字は入って来なくなるし、
リスニングの音声は耳をスルーし、
スピーキングは突如しどろもどろになる。

こんな調子なので、
いかに第二の自分に邪魔させないかが大変重要になる。

では、どうすればよいか。

家で実践問題を解いているときに編み出したのが、

無の境地だ(´_ゝ`)

つまり、何も考えないこと。

すっと息を吸い、3秒くらい止めて、
瞬きをせずに画面をボーっと見ているとその境地に達することができる。

この状態から解除しないうちに問題を解き始めると点数が良いことに気づいた。

そこで、本番もそれを実行。

無の境地になった瞬間、解除される前にテストをスタートさせるのだ。

これは多分に人に依るものであり、
なんなら私だけの特性かもしれない。

けれど、もしこれを読んでくださっている方の中に

「第二の自分いるいる!」

という方がいらっしゃれば、まずは無の境地の作り方をトレーニングし、
すぐにテスト開始をするという作戦を決行してみてほしい。

結論:無の境地に入ったらすぐにテストを開始する!


5.ライティングをトフレで勉強した。

私は英語の勉強は独学派なので、
基本的に予備校などは利用していなかった。

しかし、前々回のTOEFLでライティングが悪かったために100点を取り損ね、
何とかしないといけないと痛感した。

そもそも、ライティングの点数が安定しないし、
自分の出来た出来なかったの感覚と点数がズレていることが多い。

そこから考えたのは、
私はTOEFLのライティングのコツが分かっていないんじゃないか?ということ。

押さえるべきこと、点数に結びつく要素、
そういったところが分かっていないんじゃないかと考え、
オンラインで受けられて、しかも安いトフレを選んだ。

受講後2週間で点数が20点(これは前々回のTOEFLの結果)から24点(前回)にアップし、

さらに受講後1ヶ月半で28点(今回)まで点数アップしたw(゚o゚)w オオー!

添削もやってくれたおかげで、
自分の回答のどこを直せばいいか、何が足りないかが明確になったし、
どんな表現を使うべきか、
文例を知ることができたからとても役に立った。

独学へのこだわりを捨て、
受講してみて良かった(′∀`)

結論:ライティングはプロにお任せする!


6.テスト中にPC用の眼鏡をかけた

これは頭痛持ちの人には是非試していただきたい。

リーディングの最中、画面をガン見していると段々目が疲れ、
頭が痛くなったりする。

そうすると、初っ端のリーディングから頭痛と戦わなければいけなくなり、
かなり不利になる。

しかも苦痛だ。

それを少しでも防止するためにブルーライトカットのPC用メガネをかけて見たところ、
頭痛にならず、
しかも目の疲れもいつもよりマシだったように思う。

これは良いコンディションでテストを受けることができるし、
特にデメリットもないのでおススメ。

結論:テスト中はブルーライトカットのPC用メガネを着用する!


以上が変えてみて良かったこと。

一方で、変えてみて失敗したことも言及しておこうと思う。

1.リスニングのメモの取り方

元々かなりメモは取っていた方。
メモリーツリーを作るように、
情報を結び、話の流れも詳細も追えるようにしていた。

しかし、メモを取ることによってしばしば聞き逃すことがあったのも事実。

前回、最低点を叩き出したこともあって、
メモの取り方を見直すことに。

ちまたでは「メモの取り過ぎに注意!」
と言われていることが多く、
私は明らかに取り過ぎなんじゃないかと自分でもメモの取り方に自信が持てなかった。

そこで、メモを取るのを少なくして、
聴くことを重視することにしてみた。

問題練習をしてみると、なんとなくメモをたくさん取らなくても回答できていると感じたので実戦でも試してみることに。

結果、詳細を問われる問題が多かったのか、
「あれ?これどれだったっけ?」
「あー、こんな話言ってた気がする。メモメモ・・・・ない!!!」

ということが多く、
点数は24点とかなりイマイチだった。

感覚的には聞き取れていたからもっと点数は良いような気がしていた。

つまり、聞き取れていたけど覚えていなかったという状態になってしまったのだ。

実際、TOEFLの問題は詳細についての問いが多いように思う。

参考書とかにはTOEFLは詳細ではなく大筋を問うから詳細までメモしなくてOKとか書いてあるのだが、
これには賛成しかねる。

詳細多いよ!!!

そこかよ!!!という問題結構あるよ!!!

と、声を大にして言いたい。

そのため、人には依るかもしれないが、メモをたくさん取るのは良いと思う。

取り方にも依るとは思うが。

そして、なんと、この時のリスニングの問題で、以前受けたのと同じ問題が出るというミラクルが起きた(゚Д゚≡゚д゚)エッ!?

でも、これ、ラッキーでもなんでもないということが分かった。

というのも、それに気を取られてしまうからだ。

その時の私の心理状態はこんな状態だった。

「ん?この内容、なんか前に聞いたのと似てる・・・まさかね?」
「いや、やっぱりそうだ」
「うわー!同じ問題出るなんて、マジ!?」
「もしかしてラッキー?」
「いつ出た問題だっけ?」
「それか過去問?」
「いや、確かニューヨークの会場で受けた時だったような?」
「この内容ってどんな話だったっけ?」
「そうそう、こんな内容だった」
「確か、こんな内容が設問だったような?」
「他にはどんな設問だったっけ」

というように、せっかく集中していたのに、
まさかのミラクルに興奮し、第二の自分が超うるさいのだ。

でも、こんなことなんてめったにあるものではないから、
興奮せずにはいられない。

結果、正答率がどうだったのかは分からない。

だが、24点という結果を見ると大して良くなかったのではないかとも思う。

結論:メモは取れるだけ取る!


2.タイピング練習の時間を減らした

毎日タイピング練習をするということをTOEFL受験を始めてからの日課にしていたのだが、
1日のタスクが終わらなかったり、飽きたりしたせいで、
タイピング練習をないがしろにしていた。

だが、そのせいで本番でのタイピングスピードはおばあちゃん並みに遅かった(; ̄Д ̄)

特に、この時はライティングのタスク1は完璧に内容が理解できてて、

「やばい!これはいける!!」

と、気持ちがはやっていて、心拍数が上昇し、
指が上手く動いてくれなかった。

しかも、内容を完璧に聞き取れていたので、書きたいことも多くなる。

そうすると、時間がかなり足りなくて、本当にギリギリで書き終わり、
ろくにミスのチェックもできなかった。

タスク2も似たようなもので、
内容は上手く構成できたが、
タイピングがおばあちゃんのせいで、
ミスのチェックは1分半くらいしかなかった。

しかも、チェックしたその1分半でミスの箇所が4か所くらいあったから、
チェックしていない箇所にもたくさんミスがあったのではないかと推察する。

そう考えると、タイピングスピードさえ速ければ、
もっとミスの修正ができて、
点数はもっと高かったかもしれない。

28点という自分的には高得点が取れたが、
もっと取れていたかもと思うとかなりもったいない。

ゆえに、タイピング練習をサボってはいけないというのがその時に反省したことだった。

結論:タイピング練習をしっかり行う!


今回のテストの結果と過程についての私の分析は以上である。

かなり長文になってしまった。

前回のTOEFLの後には「100点を取れることなんて永遠に来ないんじゃないか」と
絶望したりもしたが、
あれから1ヶ月で目標を達成することができ、
無事に出願締め切りに間に合わせることができた。

本当にギリギリ滑り込みだった。

これがなければSIPAには出願できなかったし、
出願していなければ今こうしてSIPAに合格し、
9月から通うこともなかっただろう。

あの時目標達成できて本当に良かったと、
しみじみ思っている。

諦めないこと、
これまでのやり方に固執しないこと、
これらの大事さを改めて実感した。






前々回のTOEFLであと2点足らずに目標達成できず、
前回のTOEFLではまさかの最低点を更新し、目標から大きく遠のいた私。

心底TOEFLに疲れました…(-_-)

3回くらいで目標点取れるんじゃないかと甘い考えからスタートし、
これまで5回受けてきて、まだ目標達成ならず。

実力的にはもう100点取れてもいいころなのに、
なかなか取れない。

リーディングとリスニングが良いとライティングが悪かったり、
スピーキングとライティングが良いのにリーディングとリスニングが悪かったり。

なかなか4つ揃わない。

なんだろうこれ。スロットゲーム?モグラ叩き?

4つ揃えるとか、奇跡の所業なんじゃなかろうか(-"-)

そう考えると、もはや100点取れる気がしない。

永遠にTOEFL地獄から抜け出せないような気がして、
最低点を更新したと分かったその日から、
お暇をいただくことにしました。

勉強をしばらく放棄( ´_ゝ`)ノ

TOEFLの勉強をする気力が湧かなくて、
こんな調子じゃ勉強しても効率悪いだけだなと思い、
1週間、一切勉強をしないことに決めました。

ただ、英語力が落ちるのは嫌だから、
好きな洋書を読むとか、NYタイムズの記事読むとか、
海外ドラマを字幕なしで観るとか、
英語には触れ続けた。

つまり、勉強を辞めたというよりお暇。
休暇ですv( ̄∇ ̄)v

既に予約してある試験までは1ヶ月弱。
そのうち1週間を休暇に使うのはちょっとした賭けというか勇気がいることだと思う。

うん。

でもね、もう無理ー('A`)と心が言っていたので、
もはや休暇以外の選択肢は私にはなかった。

できないもんはできない!

1週間、なーんにも勉強しないと決意した。

観たかったドラマを一気観して、
眠い時は寝て、
疲れという毒素を体から出しきることに専念した。

その中でも、一番効果があったのは

5kmランニングしながら元気が出る応援ソングを聴くこと!

これが一番癒されたし、元気になったし、1週間の終わりには早く頑張りたいなという気持ちにさせてくれた。

ありがとう!ファンキーモンキーベイビーズ!

ありがとう!ゆず!

ありがとう!安室ちゃん!

安室ちゃんは昔から大好きで聴いてたけど、
ファンキーモンキーベイビーズはたまたまYou tubeのメドレー的なもので聴いて、

なにこれ、私のために書いてくれた!?(つд⊂)ゴシゴシ

と勘違いしちゃうくらい元気もらった。

今TOEFLに負けそうな気持ちになっている人がこのブログを読んでいてくれるなら、
声を大にして言いたい。

あとひとつ byファンキーモンキーベイビーズ
悲しみなんて笑い飛ばせ byファンキーモンキーベイビーズ
栄光の架け橋 byゆず
ヒカレ byゆず
Baby Don't Cry by安室ちゃん

是非、是非聴いてほしい!!

めげそうな気持ちを立ち直らせてくれる。

本当にこれらのアーティストの方々には感謝状書きたいくらい(笑)

これらの曲を聴きながら、
最初の数日は泣きながらランニングして、
でも、段々元気が湧いてきて、
最後には「あとひとつ!頑張るぞー!」
という気持ちになってた。

あとひとつで済まなかったらどうしようとも思ってしまいますが(-_-;)


そして、1週間の休暇空け初日は頭もすっきり。
肩こりも頭痛も解消し、
いいかんじ(*´∇`*)

越えられない高い壁はぶっ壊せばいいってファンキーモンキーベイビーズが言ってたから、
ぶっ壊す気持ちで頑張るぞ!





それは突然やってきた。

ワケも分からず、ただ悪夢のような現実として。

きっと、何度もTOEFL受験をしている方なら共感していただけると思う。

それは、突然の大スランプ。

5回受験して、一番勉強したはずの今回。

それなのに最低点をたたき出してしまった・・・

もはや悪夢としか思えない・・・・゚・(ノД`;)・゚・


それは寒さも厳しくなった11月2日。

前回98点という悔しい結果に終わったから、今度こそと気合十分だった。

でも、試験の2週間くらい前から謎の偏頭痛に悩まされていて、
試験当日もロキソニンとスマトリプタンを併用し、
どうか頭痛が来ませんようにと祈りながら家を出た。

今回は十分に勉強した自負があった。

毎回毎回言い訳のようだが、自信を持って試験に臨めるほど勉強をして受験をしたことがなくて、
それが100点達成できない敗因なんだろうと思っていた。

前回は試験の2週間前まで日本に帰国していて、
日本縦断して仕事をしていて全然勉強をしていなかった。

しかも、ニューヨークに戻って早々、友人が1週間ほど泊まりに来ていて、
毎日遊びまくってしまった。

さらに、GREの受験も重なっていたから、エネルギーも時間も分散されてしまって、
戦々恐々としながらの受験だったのだ。

そのせいであと2点が足りずに、あえなく目標達成ができなかったから、
今度こそはと1日平均5時間くらい勉強をした。

多い時には8時間くらい。

大学受験のときですらそんな勉強したことないのに。

我ながら頑張った(TДT)

しかも、2週間毎日偏頭痛と戦いながらの勉強の日々。

我ながら頑張った(TДT)(TДT)


だから、今回こそはという意気込みと自信のもとの受験だった。

・・・のだが、異変はリーディングから既に始まった。

いつもの通り試験を開始するのだが、

ん?
ん?

なんか、読んでも読んでも文が頭に入らない・・・(つд⊂)ゴシゴシ

アルファベットは意味を成さず、ただの文字列に成り下がる・・・

緊張していたり焦っていたりするとそういうことが起こるのは1回目の受験の時に経験済みだから、
落ち着け落ち着けと深呼吸する。

でも、そんな緊張してるわけでもないんだけどな・・・

しかも、運の悪いことに今回のダミー問題はリーディング。

4題か・・・

この調子で4題もやれる気がしない・・・(-_-;)

というか、なんか今日は最後まで試験をやり遂げられる気がしなくなってきた。

試験開始までは気持ちの調子が良かったのになぜ・・・?

それでも頑張って集中すると少しずつ文が頭に入ってくるものの、
時間が経つにつれて頭が痛くなってきた。

ロキソニンとスマトリプタンを飲んだのは朝だからもう効いてるはずなのに・・・

うぅ、頭痛いし、問題数多いし、帰りたくなってきた('A`|||)


どこか行きそうになる意識を無理やり文章に集中させる。

そして、気づいてしまった。

・・・なんか、トイレ行きたい(; ̄Д ̄)

試験開始前にやたら喉が渇いて水を飲み過ぎたせいかもしれない。

でも、普段の私はかなりトイレが遠い方(遠いっていうのかな?)。

3時間くらい行かなくても平気だし、
トイレに行きたいと思ってからも1時間くらい我慢できる特技がある。

なのに、なぜ今!?

試験中にトイレに行きたくなったことなんてこれまでの長い人生一度もないのに!

しかし、現在のところあと長文2つ分残っている。

当たり前だけど、試験中にトイレに行っても時計は止めてくれない。

我慢、我慢(-_-;)

トイレに行きたい気配と頭痛のせいで集中力は切れまくり、
そのせいか分からないけど、全体的に問題が難しく感じたせいで自信がないまま回答した問題が結構あった。

ああ、もう帰りたいよ・・・(p_q*)シクシク

途中棄権したい。

頭痛いし。


そして、やっとこさリーディングが終わり、リスニングスタートまでの数分を利用してトイレに行くことにした。

通常ならリスニング後の10分間休憩のときに行くべきなんだろうけど、
こんな状態でリスニング受けるの嫌だし、
画面の「次へ」ボタンさえ押さなきゃインストラクションで数分は行けるだろうと思った。

よし、行こう!

そして、席を立ち、試験ルームから出ると、受付のおばさんにパスポート見せろと言われる。

ああ!そうだった。

退出するときには必ずパスポート見せて、名前登録したりなんだりしなきゃいけないんだ。。。

しかも、結構並んでる。。。(TДT)

トイレも結構遠いところにあるし、
これは絶対間に合わない。。。

止む無くトイレに行くのを諦めて席に戻る。

もはや自分のトイレ我慢力を信じるしかない。。。


そんなドタバタの状態でリスニング開始。

初めの方はなんとか理解して回答できていた。


しかし、最悪の事態はここから起こった。

結構聞き取れたと思った問題で、時間がなくなり最後の2問ほど回答できずに終わってしまったのだ(/TДT)/

その動揺のせいで次の問題の内容は全然頭に入らない。

なんか頭痛もひどくなってきたし、
何も聞き取れていない状態で回答しなきゃいけないこのしんどさ・・・

わずかに聞き取れた単語だけメモしたスカスカのメモ用紙を見ながら、
必死にそれっぽい回答を探す。


と、そんなとき。

グォー。
グォー。
グォー。

ん?
何?この音?

イビキみたいな音が聞こえる。

え?誰か居眠りしてる?

試験中なのに(゚ロ゚;)エェッ!?

その異音は私の席の真向かいから聞こえてくる。

リスニング用のヘッドフォンをしてるのに、ヘッドフォンを突き破って聞こえてくる。

は?

あり得ないんですけど!?

トイレに行こうと席を立ち、戻ってきたときに目に入った情報によると、
私の真向かいの席はかなり太めのアジア人(中国人風)のおじさん。

若い子が多いTOEFL試験会場で明らかに浮いていたから覚えていた。

そのおっさんのイビキか!?

分からな過ぎてついに寝てしまったのか!?

会社から無理やり受けさせられて、とりあえず受験してるとか?

などなど、イビキ風異音に全集中力を持っていかれる。

いかん、いかん、集中だ!

と、頑張って集中力を招集するものの、全然意味なし!!!

このままじゃ本当にやばい・・・


リスニングの音声の合間を縫ってイビキは大音量で聞こえてくる。

イライラ。
イライラ。

てか、周りの人は迷惑してないんだろうか?

イライラ。
イライラ(゚Д゚)ゴルァ!!

イライラはついに頂点に達し、係員を呼び出すブザーを押して、
「この人のイビキうるさいんですけど(゚Д゚)ゴルァ!!」
と文句を言って止めてもらおうと本気で思った。

ブザーに手をかけて押す寸前まで行くものの、

「いや、押してもすぐに来てくれないし、
説明する間も試験時間過ぎていくし、
リスニングの問題聞き損ねたらそれこそヤバイだろ。」

と、冷静になり、思いとどまる。

しかし、こんな状態で集中力はかき乱され、
鳴りやまないイビキ風異音と一向に戻って来ない集中力とでリスニングは過去最悪の結果に終わる・・・

リスニングが終わった瞬間、
やっと苦行から解放されたという思いと、
どうせ今回はもうダメだからここで帰ってもいいだろうかという思いと、
とりあえずトイレ行きたいという思いと、
イビキおやじは本当に寝てるのか確かめたいという思いで、
なんだかもはやテストとは思えない心境だった。

ちなみに、イビキおやじは寝ていなかった。

多分、あの異音は鼻息だった。

起きてる様子なのにゴーゴー聞こえたから。


そこから先は消化試合だった。

リスニングは回答できずに終わった問題が4問くらいあるし、
回答した問題も勘だし、
おそらく20点すらいかないだろう。

そんな点数じゃおよそ100点なんて無理。


残りのスピーキングとライティングはただただ早く終わらせて帰ることしか考えていなかった。

そのせいか、どちらもイマイチな出来だったと思う。


まあ、いいよ。

どうせリーディングとリスニングが悪いから。


家に着いた時には頭痛がマックスになっていて、
疲れと悔しさと信じられなさで泣いた。゚(゚´Д`゚)゜。ウァァァン

GRE終わってから頑張って勉強してきた日々がムダになった気がして泣けたし、
勉強してもダメならもうどうすればいいか分からなくて泣けた。

何が悪くてこうなったのか分からないし、
これからどういう勉強をすればいいのかも分からない。

永遠にTOEFL地獄から抜けられないような気がした。


今回のTOEFLの結果は全然ソワソワしないで待っていた。
12月の試験も2回既に予約した。

結果は合計90点。
リーディング24点。
リスニング21点。
スピーキング22点。
ライティング23点。

やっぱり全然だめで、自己最低点を更新してしまった。

そして、今回目標点が取れなかったせいで、
出願予定校の1つのearly actionにも出願することができなくなった。

あーあ。どうなるんだろう。







多分TOEFL受けてる人なら1回はこの状態があると思う。

今回こそは行けるんじゃないかって期待してたのに、
あと少しのところで目標達成できずに終わってしまったこと。

まさに今回の私の状態だ。

目標点100点に対して、98点。

たった2点なのに、という悔しさは経験した人なら分かると思う。

しかも、こういう時って、終わった時の手ごたえとして
「今回は行けたんじゃないか・・・・?」
という淡い期待を抱いてしまうもの。

いやいや、手ごたえなんて当てにならないからと分かっていても期待せずにはいられない。

だからこそ、結果が出る前の日からソワソワしてしまうし、
ETSからきた「結果出ましたよ」というメールを見て、
期待半分、ダメだったらどうしようという怖さ半分で、
ドキドキしながらウェブサイトのマイページを開くのだ。


その結果、数字が2桁だったことに気づいた瞬間、
とんでもなく絶望的な気持ちに陥る。

しかも、それがあと2点とか1点とかだと、
なんであとたったそれだけが取れなかったのか、
どこかで挽回することはできたんじゃないかと思い巡らせて悔しさが込み上げてくる。

絶望と後悔とで泣きたくなる。

というか、泣いたよ・゚・(ノД`;)・゚・

次はもう98点すら取れないんじゃないかって思うと、
もう受けたくなくなる。

また日々勉強を積み重ねて、あの苦しいテストを受けなきゃいけないのかと思うと嫌になる。


私の今回の結果は合計98点だった。

リーディングが30点。

まさかの満点だった!

これは嬉しかった!

けど、逆に思う。

なんてもったいないことしちゃったんだ・・・(/TДT)/

もう満点なんて取れる気がしない。

せっかくの好機を逃してしまった。

実際、テスト中にも今回の問題はびっくりするくらい簡単だったと感じた。

これは私の実力が上がったというよりは完全にラッキー問題が来たということだと思う。

もちろん、練習問題を解いていても満点取れることも多くなっていたから、
もしかしたら実力が上がっているのかもしれない。

でも、実力+ラッキー+その日の状態という三拍子揃わないと満点は取れないと思う。

だから、悔しさも一塩。。。

トランプみたいに強いカードを出せるタイミングを自分で選べるなら絶対出さないのに!


リスニングは26点。

もうちょっとできたような気もしたけど、
まあまあ及第点。


次のスピーキングは22点。

私の目標100点の内訳ではスピーキングは22点取れればいいから目標達成。

実際に試験受けた直後はスピーキングが一番できなかった気がして、
特にタスク4で集中力が切れちゃって、
しどろもどろな回答になってしまったことをずーっと悔やんでたから、
22点は意外にも良かったと驚いた。

あれで22点取れるのか。


そして、問題は最後のライティング。

なんとまあ20点という超低い点数をたたき出してしまった(゚Д゚≡゚д゚)エッ!?

自分でも信じられなくて、
採点ミスじゃない!?と本気で思った。

だって、全部書き上げたし、
タスク1もちょっと曖昧なところはあったかもしれないけど、
一応全部の要素書けたと思ったし、
タスク2はちょっと無理やりだったところあったかもしれないけど、
320語くらいは書いてたし。

なんで?なんで?なんで?

と、クエッションマークが100個くらい頭に浮かんだ。
リスコアして採点し直してもらおうかと思ったけれど、すでにスコアを大学に送ってしまった場合リスコア自体が不可能と知り、
動きようのない点数にただただ疑問が湧くばかりだ。

手ごたえは悪くなかったはずなのにこういう結果で、自分のこれまでの勉強の仕方や回答内容を再度見直さなきゃいけないのだろうと思う。

私はこれまでTOEFLの予備校やカウンセラーといったものを使ってこなかった。

英語自体の勉強は独学が好きだからそれでいいと思うのだけれど、
ライティングのように単純に〇✖で判断できないものについては少なくとも添削をお願いした方が良いのだと思った。

これまでもライティングの添削をネイティブの友人にお願いしていたので
英語表現と言う面では添削はしてもらっていた。

ただ、TOEFLのテストで点数を取るための添削と言う点については全く別物だと思う。

だから今後はTOEFLのテストで点数を取るための戦略だったり書き方、表現などを学ばなきゃいけないんだと痛感した。

初めてのTOEFLのテストでライティングが19点だった時に、
そういったTOEFLのテストで点数を取るための添削を外部にお願いしようかと考えたが、
ネイティブの友人が添削してくれるからいいかと思ってやめてしまった。

その時の判断が悔やまれてならない。

その時から着手していれば今回100点を取れたかもしれないのに。


TOEFLに限ったことじゃないけど、やった後悔よりやらなかったことを後悔の方が大きいとはまさにこのことだなと思った。

こんなわけで期待していた100点を今回も取ることができなかった。

まだまだ先の見えない戦いは続くのだ。

7月にニューヨークに引っ越してきて、
引っ越し作業をはじめ、
携帯申し込んだり、安いスーパー探したり、
足りない家具や生活用品を調達したりで何かと毎日慌ただしかった。

海外で暮らすってやっぱ大変だなーと実感する日々。

修理とか配達申し込んでも予定の日に来ないのは日常茶飯事だし、
その度に電話してクレーム言うのにも慣れてきた。


生活も落ち着いてきたので、
6月の引っ越し準備依頼一旦止まっていたTOEFLの勉強を再開し、
ついに訪れた久々のTOEFL受験!

しかも、初のニューヨーク受験。

海外で受験ってどうなんだろうなとちょっと不安(-_-;)

しかも、開始時間超早いっっΣ( ̄ロ ̄|||)

8時開始っておーい!

超夜型な私は8時に起きてること自体少ない(笑)

だって会社経営だから出社時間とかないんだもの(´∀`*)

金沢の会場だと10時開始なのに。。。

それでも早いって思ってたのに。。。

開始時間が8時ってだけで5点くらい下がりそう('A`)


試験会場は街中の超高層ビルの中。

金沢の小さい会場でしか受けたことのない私にはいきなりのギャップ。

集合時間は7時半。

私は7時半ギリギリに到着。

ちょっと遅れそうでやばいー!!

って焦ってたら、ビルに入る前の受付に同じくTOEFL受けにきたアジア人がいて、
全然焦ってないから、ちょっと安心した。

良かった、ビリじゃない(;´∀`)

と、思って会場に着くと、中にはすごい人の数!

そして、受付待ちの長蛇の列!

え?もう集合時間だよ?

あと30分で開始時間だよ?

この人数並んでて間に合うの?(゚∇゚ ;)エッ!?

しかも、自分がビリかと思いきや、
この後にもどんどん人が来る。

みんな集合時間守ってないやーんΣ(`□´/)/

金沢の会場で受験したときには集合時間ギリギリに来ようもんならビリだったので驚き。

それとも都会の会場はこんなもんなのかねぇ(◎_◎;)


受付の手順やボディチェックはほぼ日本と一緒。

でも、ここには空港みたいな金属探知ゲートみたいなのもあって、
すごーいw(゚o゚)w オオー!

都会はこんなものなのか?


余裕で開始時間過ぎまくって、

やっと最終受付。

名前やパスポート確認されてる最中に
超不意打ちに写真撮られた!!!

あのー、
これスコアレポートに載る写真だよね?

若干半目気味の超怖い顔になってるんですけど・・・

撮るときせめてなんか言ってよーヽ(#`Д´)ノ

今回目標の100点超えたらこの写真がずっと証明書類に使われるのか・・・

と思ったら今回100点超えてほしくないような複雑な気持ちになった。


そんな気持ちの中、自分の割り当てられた席に着席。


まずはリーディングから。

今回はダミー問題はリーディングではなくリスニングのよう。

普通に3問で良かった。

しかも、今回の試験から試験の問題数が削減、試験時間も短くなって、
いつもよりちょっと負担が少なかった。

ありがたや。

でも、出来はイマイチ。

あんまり確信を持って解けた問題が少なくて、
微妙。。。


しかし、もっとひどいのはここからだった。。。

リスニングはもう全然できなくて、
えらいこっちゃーーーヽ(TдT)ノ

途中で帰りたくなった。。。

なんかもう全然頭に入らなくて、
BGMが流れていく感じ。

設問の選択肢見ても、
どれもピンと来ない。。。

極めつけは、最後の方の問題で周りのスピーキングが開始して、
めちゃくちゃうるさい!!!

日本人より声のボリューム大きいのだろうか。

その周りの声に邪魔されて、設問の内容も選択肢も頭に入らない!!!

最後らへんは逆に吹っ切れてテキトーに回答。。。

ダメだこりゃ。


打ちひしがれて10分間の休憩。

もう帰りたい。゚(゚´Д`゚)゜。ウァァァン


ここからはもうどうせダメだろうと気楽な気持ちになったおかげか、
スピーキングはまあまあできた感じ。

ライティングもまあまあかな。
珍しく見直しの時間も取れた。

こんな山あり谷ありの状態で終了。

スピーキングとライティングがいつもよりできた感覚があったから、
なおさらリーディングとリスニングの失態が痛い。

事前にやったTOEFLのPractice Onlineではリスニングは悪くなかったのにな。


さて、結果はどうだったのかというと、
合計94点
リーディング:25点(ひどいな・・・)
リスニング:21点(予想通りの壊滅状態・・・)
スピーキング:24点(大幅アップした!度重なるクレーム電話のおかげだろうか?(笑))
ライティング:25点(こちらも前回よりはアップしたものの、Practice Onlineでは25点だったからちょっと残念。もうちょっといくかと思ってた)

スコアレポートの写真酷いからいいけどさ・・・

また来月も頑張るかー。

ホントは3回で終わらせたかったんだけどな。。。

まあ、2ヶ月近く勉強中断してて成績下がってなかっただけマシかな。


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